今日はヨガのポーズで最も重要な
「シャヴァーサナ」
についてまとめようと思います。
シャヴァーサナは「ただ仰向けに寝ているだけのポーズ」と思われがちですが、私や多くのヨギーたちにとってはこのシャヴァーサナこそが一番重要なポーズです。
”シャヴァーサナのないヨガはヨガとは言えない”
今日はそんな素敵なポーズについてお話ししますね。
シャヴァーサナとは?
ヨガを体験したことのある方なら一度は聞いたことのある言葉だとは思いますが、
ここでシャヴァーサナ本来の意味・目的を思い出してみましょう。
シャヴァーサナは「亡骸(なきがら)のポーズ」とも呼ばれています。
英語で書くと「Corpse Pose」。
Corpse=死体/亡骸/死人/屍
という意味があります。
その名の通り、「死んだように静かに横たわっているポーズ」がシャヴァーサナです。
しかし、このポーズはただ屍のように横たわっていればいいポーズではないのです。
動くアーサナの「生」、シャヴァーサナの「死」
ヨガを行っていて常々感じるのは、ヨガとは人生そのものだということ。
どんなヨガも大体は、
体の筋肉を動かしながらポーズを取り続け、最後はシャヴァーサナで終わる。
動くアーサナを「生」とするのであれば、静かに横たわるシャヴァーサナは「死」を表現しているように感じます。
ヨガは俗世や煩悩に囚われずに自然の流れに身を任せていく練習だと私は考えているのですが、ヨガ練習の締めをシャヴァーサナ(死)で終わらせることには毎回とても納得させられます。
考えようによっては、全てのアーサナ(ポーズ)やそれを組み合わせて構築するフローは全部安らかにシャヴァーサナ(死)を迎えるための準備なのかもしれません。
ヨガのポーズは出来るだけ正確に行うことも大切(怪我を予防するためにも)ですが、そのポーズの意味を考えることでさらに有意義な練習ができると私は考えています。
シャヴァーサナを「ただ横たわって深呼吸するポーズ」と捉えるのもいいと思いますが、
一度シャヴァーサナを行う意味や、そこに行き着く意味を考えてみるとさらにヨガ練習が深まると思います。
シャヴァーサナはミニ瞑想状態になること
皆さんはなのためにヨガ練習を行っていますか?
痩せるため?
鍛えるため?
人によってヨガを行う目的は様々ですが、ヨガという行為の最終目的は「解脱」です。
様々なポーズを通して、自分に向き合い心静かに、自分でも他人でもない「全て」に帰化していく。これがヨガの最終目的です。
その練習の最後に必ず行われるポーズ、シャヴァーサナはどんな役割を持っているのでしょうか?
シャヴァーサナの役割は呼吸も心も整えてミニ瞑想に入ること。
サマーディ(三昧:自分・他人の概念もなくなり全てに帰化する)の状態に出来るだけ近くなっていくことだとです。
- 心配事
- これからやらないといけないこと
- いろんなことに動かされる感情
これらを全て手放して、「無」の状態に出来るだけ近づけるのがシャヴァーサナです。
ただ寝っ転がるだけでなく、限りなく「無」になることを意識してみましょう。
シャヴァーサナの方法
長くなりましたが、最後にシャヴァーサナの方法について書きます。
シャヴァーサナはヨガの中で最も簡単なポーズであり、誰にもできます。
この記事にであってくださったのも何かのご縁。
是非一度、シャヴァーサナを行ってみてください。
1 | 平らな場所で仰向けになります。頭・肩と腰が床と接していることを確認しましょう。 |
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2 | 脚と腕は自分が「心地よい」と感じる位置におきます。掌は上に向けます。 |
3 | 深く深呼吸をしながら、自分の考えや気持ちを全て捨てていきます。 |
4 | 自分の体の感覚や呼吸に意識を向け、数分〜数十分この状態を続けましょう |
5 | 起き上がる時は体を横向きにしてからゆっくり起き上がりましょう。 |
シャヴァーサナが”ヨガの質”を決める
シャヴァーサナについてはまだまだ色々書きたいのですが、さらに書くと長くなってしまいそうなのでとりあえずここまで。
シャヴァーサナがヨガの質を決めると言っても過言ではありません。
誰か1人でもシャヴァーサナの魅力を知っていただければ嬉しいです!
次の更新は日曜日!
またお会いしましょう。
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